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【意外な英語上達法】外国人に「英語」を使って日本語を教える効果が凄い

英語で日本語を教える効果

このブログの切り口は、私自身が経験した初心者が超特急で英語力を伸ばすためのアイデアです。

勉強という正解から脱出し趣味へと昇華させるためのきっかけ作りを提供出来たら幸いです。

まずは自分の英語に妙な自信をつけ、外国人から褒められ、周りから一目おかれる存在を目指しましょう。

最初の一歩としてサムライ発音またはカタカナ英語から脱出する方法から書きたいと思います。

カナダ人との出会いをきっかけに激変した私の英語モチベーションですが、そのお陰で行動範囲もグンと広がり、フィリピンのセブ島の大学で3年間日本語の講師を務めたこともあります。

実は日本で日本語講師をした経験はゼロで、1㎜も日本語教師をしたいと思った事もありませんでした。

友人のフィリピン人がセブの大学で英語の先生をしており、彼女からオファーがあったんです。

「先生いないまま授業が始まって1カ月以上経過してるから誰か日本人連れて来いって言われてるの」

フィリピンだと先生がいないまま授業が始まるんですね。

当時の私は時間だけは売る程ありましたし、地元の大学の教壇に立つという事への興味もあり快諾させて頂きました。

大学側からも好きにやって良いという許可を貰いましたので、日本語を使わず英語と現地語のビサヤ語を使って授業をしました。

実はこの経験が想定外に自分の英語力の向上に役に立ち、そこで得た気付きはこのブログの中で頻繁に登場させていきたいと思ってます。

他の記事でもご紹介しております通り、日本語を教えるということは、必然的に日本語と英語を含む外国語の特性の違いを研究し、そこを意識しながら教えなければなりません。

そうすると見えて来るんですよ。

日本人がなぜ英語が苦手なのかということが。

そして、なぜ日本人の英語は通じにくい理由も具体的な根拠と共にはっきりしてきます。

今回は日本語教師をしながら確信を得た日本人のカタカナ英語のメカニズムについて明らかにし、どうやったら一気に発音が脱日本人化できるのかということを明らかにしたいと思います。

日本人カタカナ英語あるある

単語の最後を母音で終わる

日本語のカタカナ表記はだいたい海外発祥のアイテムを表現する時に使いますが、幾らカタカナと言えども日本語なので日本語のルールのまま表現されます。

「机=デスク」最後の音はデスクゥとなり母音のウ音で終わります。

「飲み物=ドリンク」も最後の音はウ音ですね。

「マクドナルド」は最後の音は「オ」音で終わります。

つまり日本語は漢字、ひらがな、カタカナ問わず単語の語尾は必ず「あ、い、う、え、お」の母音または「ん」で言わらなければならないというルールがあるのです。

生まれた時から自然に話せるようになった日本人はわざわざ日本語の音の構造を気にすることはありません。

I am Japanese.

これを日本人が読むと大概の人はこうなると思います。

アイ アムゥ ジャパニィーズゥ

よほど英会話スクールや自学でトレーニングをした人でない限り頭の中で一度カタカナを浮かべて読むのでカタカナ英語と呼ばれる発音になってしまうのですね。

日本語を英語で教えるとこう言った違いに気が付き、自分の英語の発音も自ら是正することが出来ます。

独特の和風「N」サウンド

実は英語中級者以上の人でも多いのがこの「N」音についてです。

この「ん」という日本語を教えていて外国人が苦手とする分野なのですが、

また「ん、ン」の音も実は日本語独特の音なんです。

たとえば「JAPAN」という英単語を読み上げると9割以上の日本人の発音にはある特徴あります。

それは最後の「N」の音です。

日本人の「N」は完全に「ん」の音で最後のジャパンの語尾が「ん~」と鼻から抜ける音になります。

この「N」の音が英語らしく鼻から抜けずに舌の先が上の歯の裏にしっかりくっ付いて終わっている人は殆ど見かけません。

実はこれは日本語を外国人に教えていて日英の音の違いを比較していた時に気が付いたことなんです。

 

小さい「ッ」の無い英語の世界

しかし、英語をオリジナルとするカタカナ表示には小さい「ッ」が沢山ありますが、英語には小さい「ッ」が無いんです。

意外とこの話って知られてないですよね?

【小さい「ッ」のあるカタカナ英単語の例】

✔「Cut:カット」
✔「Stop:ストップ」
✔「pick up:ピックアップ」
✔「How much:ハウマッチ」
✔「get rid of:ゲット リッド オブ」
✔「bread:ブレッド」
✔「6:シックス」
✔「happy:ハッピー」
✔「lucky:ラッキー」
✔「iPhone x:アイフォン エックス」

 

上記意外にも探せば幾らでも出てきそうですが、では小さい「ッ」を言わずにどうやって表現するのでしょうか?

今回は日本語の「ッ」を言わずに英語表現をどう行えば良いのかを掘り下げていきたいと思います。

普段使っているカタカナの「ッ」が通じない日本人の英語の一因となっているのです。。

日本語特有の「ッ」は促音と呼ばれ、「促」には詰まるという意味があります。

 

「ッ」を言わない方法

最初に挙げた「cut」は「カット」に聞こえてしまいますが、「cu」と「 t」に分解して発音する意識を持つと小さい「ッ」の存在が消えます。

日本人が最初に習う単語の中でも「apple:アップル」だけは「エーポー」のように「ッ」を排除しつつ正しい発音を習います。

【小さい「ッ」に関する動画紹介】

英語表現をベースに日本語を作る際、アクセントの強弱を日本語で表現する際に小さい「ッ」を代用して表現しているのですね。

そのことが分かれば英語にはアクセントが非常に大切だということがよく分かります。

 

英語には伸ばす「-」音がない

もう一つカタカナ英語となってしまう盲点があります。

それは「長音」と呼ばれる母音を長くひっぱる音です。

【長音の例】

・かあさん(かーさん)

・にいさん(にーさん)

・ねえさん(ねーさん)

・空気(くーき)

・更新(こーしん)

・大きい(おーきい)

・トーク

・ティーチャー

・スピード

 

日本語を学んでいる外国人泣かせとして有名なのがこの母音を伸ばす長音です。

分かりやすい例で言うと「おばあさん」と「おばさん」の区別が付きません。

どちらも「おばさん」になってしまいます。

国際交流基金が主催している日本語検定1級の合格者でもこの長音の認識と発音の区別にはかなり苦労したという声が上がります。

もし外国人が近くにいたらぜひ「おばさん」と「おばあさん」の発音を試してみてください。

「-」を言わない方法

ここから英語に「長音」をいれずにどう表現するのかというお話をします。

日本人は「長音」の認識のない英語の世界にカタカナ英語で培った「長音」を自己都合で使ってしまいますが、日本語で表現し辛い部分を長音で表現しています。

「コーヒー」 は「カァフィ」

「テーブル」 は「ティボゥ」

「トーク」 は 「トォゥク」

「コーヒー」のように日本人の耳には「長音」にしか聞こえない音は伸ばしているのではなくアクセントと英語特有のリズムの影響でそう聞こえるだけなのです。

よく「長音」の例として取り上げられる「bit」と「beat」においては、前者が短母音で後者が長母音という説明がなされがちですが、長短というよりも喉の奥の響き具合に関連しています。

「beat」はの奥深い部分でドルビーサウンドを聞かせながら音を出しますが、「bit」はこれが弱いという音質的なことにフォーカスすると本物に近づくはずです。

 

タクシー編

海外でタクシーに乗ると、話好きのドライバーさんだと必ず「Are you korean?」(あんた韓国人?)または「Are you Chinese?(あんた中国人?)」と振ってきます。

なかなか日本人と当ててくれないんですよね・・・

たとえばマンツーマン語学留学が盛んなフィリピンのセブ島では「東アジア顔=韓国人」だという思い込みが根強く浸透しているので、私の顔を見るなり「Korean?」と聞かれます。

先日たまたま乗ったタクシーのドライバーは意外にも私を日本人だと見破りました。

「あなた日本人?私は日本人の知り合いが居たので少し日本語分かりますよ」

そのドライバーさんは日本語学習ノートを取り出し日本語を勉強している証拠を見せてくれました。

熱心な人は嫌いではありませんので目的地に着くまで役に立ちそうなセンテンスをいくつか教えることにしました。

彼のカタコトの日本語で色んな情報を得ました。

タクシーの運転手さんにとって最も嬉しいお客さんは基本的に「旅行客」だそうです。

シティツアーいかがですか?等観光地への案内が彼らの収入源になります。

運転中にもかかわらず熱心過ぎる程メモを取り始めました(汗

海外でも日本語の出来るドライバーはニーズがあり、最近ではサービスをチョイス出来る時代となっています。

ところで、フィリピン人に日本語を教えると分かるのですが、「ツ」の音が決定的に言えません。

「ツ」とは日本特有の音なのでしょうね。

フィリピン人の場合、「ツ→チュ」となってしまいます。

試しのその辺に外国人がいたら「えんぴつ」がきちんと発音できるか試してみてください。

カツドン→カチュドン、マツダ→マチュダ、お釣り→オチュリ。

フィリピン人に「ツ」の音を一発で教えることが出来たらあなたは天才!!

日本人の旅行客で一儲けしたいタクシーの運転手さんは沢山いるはずなので希望があれば目的地に着くまで日本語を教えてあげるのも良いと思います。

ただし英語で!

これまで日本語を英語を使って教えながら自分の英語力を伸ばし行くというお話をさせて頂きましたが、こう言った「ランゲージエクスチェンジ」というカテゴリーはかなり浸透しておきております。

現在のところ、有名な二つのサービスがあります。

Hello Talk

「Hello Talk(ハロートーク)」は英語や日本語のみならず100カ国語以上からなるマッチングアプリサービスです。

自分が勉強したい言語やレベルを入力することで自分にマッチした状況を探してくれます。

またテキストや音声を自動翻訳してくれる機能もあり、多様なレベルのユーザーから指示されています。

お互い無料で添削し合うことも出来ますのでかなり画期的です。

こちらからダウンロードできます。

My Language Exchange

My Language Exchangeも人気のある「ランゲージエクスチェンジ」のサービスです。

有料コンテンツとなっておりますが、メールを相手に送ることは無料なので使い方によってはかなりお得です。

 

まとめ

外国人に英語を使って日本語を教える意義。

まだほかに色々とありそうですが、日本語を英語で教えているうちに沢山の違いに気が付き、さらに、日本人がなぜ英語が苦手なのか、またなぜカタカナ英語が抜けないのかという事も明らかになってきます。

ぜひ英語で日本語を教えてみてください。

きっといいことがありますよ!

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